窓や壁、屋根や床の熱性能は、空調の消費エネルギ量に影響するだけでなく、室内の温熱環境の快適性にも大きく影響します。
例えば、最近エアコンの設置が進んでいる小中学校などの学校建築では、初期費用はとても気にされていますが断熱性能はあまり重視されていません。
そのため、せっかくエアコンは設置されていますが、特に最上階では「天井が暑くてエアコンが全然効かない!」なんてことがたくさんおこっています。
室内で熱中症になったり、暑さで授業に集中できなかったりするような不都合を予防し、高いパフォーマンスを発揮するためにも、建物の熱性能の高さは重要です。
そんな「熱性能」を私たちの研究室では実測しています。
ちょっと特殊な構法なので、熱性能の測定方法もちょっと特殊です。
特殊なので、JISに掲載されている測定方法を参考にして、自分たちで測定方法を考案して、作ってみて、熱性能を実測してみています。
若干手作り感がありますが、測定したデータは結構安定しています。
ちゃんと測定できるようロジカルに作っていけば、やっぱりちゃんと測定できるようです。
ちゃんと測定できて、ちょっと安心しました。
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