私たちの研究室のメンバーの卒業設計が、建築総合誌の近代建築6月号別冊に掲載されました。
大学の中で選抜され特に上位の作品が学外に出展されます。
複数点出展できる出展先もありますが、この近代建築には1点のみが掲載されます。
この作品の作者は、この雑誌への掲載にあたり、作成した多くのイラストや図面、パースのなかからどれを選びどのようなレイアウトで載せるか悩み苦労して整えていました。
私は推薦のことばで登場です。
作品にまとめてしまうと見えなくなってしまう、この作品を悩み苦労して考えて整えてきた彼女の思いやその姿を少しでも伝えられないかと、一文字も無駄にしないぞという気持ちで私も一生懸命考えてみました。
しっかり読み込めば、考え方や表現方法など卒業設計の製作の過程できっと参考になる要素はたくさんあるように思います。これまでは「卒業設計の参考にしてね」と卒業設計に取り組むメンバーに軽い気持ちで渡していました。
ただ、この一冊に至るまでのプロセスを間近で見て、一冊の中に含まれている想いや考えの深さと量を思い、大事にしなきゃなと思い改めています。
卒業設計と彼女の付き合いはほぼ1年の長期にわたりました。
大変大変お疲れさまでした。
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