第一章
楽しい思い出も苦悩もすべて己の脳が映し出した幻想
世界は全て表象にすぎない
第二章
賢者が目を醒ましているのは
苦役船からの脱走
すなわち「意思」からの解脱の機会を見計らっているということ
第三章
人間楽しい時もありゃ
苦しい時もある
充実しているときもありゃ
退屈しているときもある
しかし苦悶を抱く時の方が印象深く残るもの
でもそれらは全て表象
その表象は意思が現像させている世界
第四章
人間は我欲と認識で物事を判断する
コメント
アドラーの言う「物事は自分が意味づけている」と、ショーペンハウアーの言う「人間は我欲と認識で物事を判断する」というのはとても良く似ているように思います。
アンガーマネジメントでも「壁に留まったハエからの視点」などという表現で、他者の視点で物事を見ることを提案していますが、それも似ているように思います。
人間関係も似ているのかもしれません。
ある時のある振る舞いに対して「あれはなんだか不愉快」と思うことがあったとしても、翌日に話してみたら自分だけが不必要に不愉快に感じていただけだった、なんてことはよくあるように思います。
まだまだ、こうあってほしいと思う我欲はなかなか薄まらず苦悶する日々です…
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