序章
人間が幸せになることは難しい
しかしできる限り楽しく生きるすべはある
第1章
人間は他社に合わせようとして人生の4分の3を失う
第2章
目の前の物を見よ
目を使え
見えないものは神の言葉を使って感じよ
自分を価値ある存在だと思いたいなら
世界に貢献する何かをなすのだ
第3章
生涯の前半には誰でも刺繍した布のきれいな表面を見せられるが
生涯の後半には裏側も見えるようになる 裏はもちろんたいして美しくないが刺繍糸のつながり具合が見えるから表よりは為になる
青年期の自分からすると人生は無限に長い未来のことであるが
老年に差し掛かると極めて短かった過去のことと感じられる
人間は若いころに得た材料で自分を作るが
その材料を使いこなすのは年を取ってからのこと
自分の中にある幸せを数えれば
あなたはすぐに幸せになれる
コメント
イラストの認知的負荷の低さは有益と考えていましたが、哲学書でさえ漫画になるとイメージしやすくなることを実感しました。
漫画が提供する情報は一部分であったり、イラストの質により印象が大きく変わったりしますが、その引き換えに得られる認知的な負荷の低さはなかなか有益です。
ショウペンハウアーの著書「読書について」は、哲学者の著書としてはすいぶん具体的で日常的な内容でとても理解しやすいものでした。
「幸福について」は、文庫版を入手したのでこれから読んでみようと思います。
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