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Book Review / 読書ノート『マッキンゼー流入社一年目の問題解決の教科書』

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第一講義

だからこそ新人研修の最初に「何があっても背を向けず、『自分には何ができるか』と考えることを忘れるな」ということを教えられます。


第二講義

問題解決の基本プロセスとは一体何でしょうか?基本プロセスの全体像は次のようなものです。

《問題設定と解となる領域を決める→課題を整理し構造化する→情報収集を行う→仮説を立てる→仮説を検証する→解決策を考える→解決策を実行する》


問題解決のプロセスで大事なことは、最初に「誰にとって、どうなればいいのか」「誰がどうなりたいのか」というゴールイメージ、つまり、ありたい姿をきちんと決めておくことです。


特別講義

組織改革の失敗でありがちなのは、市場や事業戦略の変化に対応して「ハード」の部分を刷新したのに、「ソフト」の要素を変えることができず、結果的に組織の名前だけが変わって中身が何も変わらないという事態に陥ってしまうこと。


第三講義

一般的には、データや情報というと書籍や新聞、雑誌、インターネットなどのメディア情報のことを思い浮かべますが、こうした情報は誰かの手で掬い取られた「二次情報」です。「二次情報」は第三者の手を経ている情報なので、抜け落ちている部分や意図的に編集されている部分があるために、参考程度にしかなりません。

(中略)

ですから、マッキンゼーでは情報やデータを得るリサーチは「必ず原典にあたれ」「徹底して現場に出向いて確かめろ」ということを口酸っぱく言われました。


同じ情報を使っても「こんな話もあります」で終わらせるのか、「あなたにとってこんな意味のある話です」というところまで落とし込めるかの違いだともいえるでしょう。


第四講義

注意点は「コインの裏表」で考えないこと。

たとえば、「Aという商品の売り上げが低迷している」という問題が発生した時に、単に「売り上げが低下したから販促を増やせばいい」というのでは「コインの裏表」で考えた発想です。

それでは、その物事の持つ意味や影響を考えたことになりません。

深い思考をして、問いの核心をつかめば、そもそもAという商品の市場での役割が薄くなっているので、Aという商品にかける経営資源を全く別のものに使った方が新しい成長に繋げられるという発想もできるかもしれません。


自分の「枠」を外す方法として簡単でお薦めなのが、意識的に自分の行動を変えてしまうこともあります。

たとえば、普段あまり和菓子を食べない人なら、あえて老舗の和菓子を買いに行ってみる。そして、お持ち帰りした和菓子についていたスプーンが、いつものプラスチックではなく『木のスプーン』だったら、なぜ期のスプーンなのかを考えてみるのです。


第六講義

組織での動きよりも個の動きが大きいマッキンゼーでも、仕事の軸になることは、事前にマネージャーに「これでやろうと思っているのですが、いいですか?」と「報告、連絡、相談」をすることは当たり前でした。

なぜ、上司が「報告、連絡、相談」を重視するかといえば、最終的にクライアントのバリューを最大化させるために、これからやることの軸がぶれていないか、クライアントが心配してしまうような要素がないかを事前に確認しておかなければいけないからです。

別に、いちいちメンバーの仕事ぶりを細かく監視したいわけではありません。


コメント

ここに書いた以外にも、資料の作り方やリフレッシュの方法など、プロとして日常を過ごすためのヒントが数多く紹介されていました。

本書を手に取ったのは、研究室のメンバーがそれぞれの持つ魅力を一層発揮して、自分の魅力や力に気づいて、就職した後に活躍して人の役に立って幸せに過ごせるようになるためには、研究室としてどのような取り組みをすれば良いのかということを考えるヒントが欲しかったからです。

確かに自分の研究室の日常は厳しく鍛え上げるという雰囲気ではないと思います。

厳しい日常を過ごす中で鍛えられていくという過ごし方もあるんだと思いますが、自主的な厳しさでなくやらされる厳しさはあまり成長につながらないと思っています。

かといって、自主的な発案を待って、何もないのも成長のきっかけに欠けると思います。


環境づくりのヒントを探していましたが、どちらかというと研究室を主宰する自分の心構えや振る舞いのヒントを本書からたくさんもらいました。







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