2020/05/29に、リバネスの主催するオンラインセミナーに登壇しました。
ナッジで省エネルギー行動を誘発する必要性を話しました。
資料はココです。
Preziで作りました。
以下がストーリーです。
■ナッジとは?
ナッジは人の行動変容を促す情報のことです。
例えば、以下のような行為の誘発にナッジは使えます。
トイレでの石鹸での手洗い
エレベータの開閉ボタンの押し間違い削減
エアコンの控えめな設定
トイレでの石鹸での手洗いでは、宇治市役所と宇都宮大学での実践事例を紹介しています。
エレベータの開閉ボタンの押し間違い低減では、ハーズ実験デザイン研究所の村田さんが美大で教えていた時に授業で出てきたアイデアを紹介しています。
エアコンの控えめな設定では、私の研究室で試した例を紹介しています。26℃で暖房運転されていた部屋が20℃で暖房されるようになった事例です。
■ナッジの必要性
エアコンを例に、ハードに頼った省エネが限界に近付いていることを、エアコンの性能の推移に基づき説明しています。
行動を変えてもらうには、まずはお願いすることになると思いますが、お願いしただけでは人は動いてくれないということを、事例紹介しています。
新型コロナウイルスの感染拡大を機に、在宅勤務が標準となりつつあります。
在宅勤務により家庭でのエネルギー消費量が増大する可能性があり、その対策の一つとしてナッジが必要であることを説明しています。
■ナッジで社会を変える
ナッジは、もちろん自分たちで作ることができますし、自分たちで作ったほうが効果はありますが、いきなり自分たちで作るのは大変です。
ナッジを導入するのには、取り組みやすい方法から以下の3種類のアプローチを提案しました。
Someone's Nudge 誰かが作ったナッジを使ってみる
Our Nudge ナッジを作ったことのある人たちと一緒にナッジを作ってみる
Social Nudge みんなが自主的にナッジを作ってみる
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