2017/8/2に、栃木県連合教育会主催の防災教育研修会に参加しました。
東日本大震災の被災地として、福島県富岡町および福島県楢葉町を視察しました。
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報告書:https://drive.google.com/open?id=0BwVJWFExSZCBN2VhVEp4bUxzR2c
写真:https://goo.gl/photos/qTccEVnV8sw4ZrjW9
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On 2017/8/2, I joined workshop about education of protection against disasters sponsored by Tochigi Union Educational Group.
We inspected Tomioka town and Naraha town as disaster area of the great east japan earthquake.
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Report: https://drive.google.com/open?id=0BwVJWFExSZCBN2VhVEp4bUxzR2c
Photos: https://goo.gl/photos/qTccEVnV8sw4ZrjW9
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1.概要
1.1 イベント概要
主催:栃木県連合教育会
参加者:栃木県内教育関係者(計152名)
日程:2017/8/2(水)
1.2 キーワード
防災教育、放射線教育、富岡町3.11を語る会、避難指示、帰宅困難区域
2.教育関係者による講話
2.1 福島県教育庁指導主事 國井博氏
防災に関する情報を入手し、自ら考え判断するには、予め相応の知識を持っていることが必要との考えに基づき、防災教育および放射線教育を進めていることが紹介された。また、放射線に関する防災は国の防災教育に含まれていないことから、福島県が指導資料を作成し一般に公開していることが紹介された。
2.2 楢葉町教育長 矢内賢太郎氏
福島第一原子力発電所の事故に伴う避難指示により、全町民が近隣市町村へ避難した際に、区域外就学として小中学生を避難先近隣の小中学校へ割り振ったことが紹介された。また、避難指示解除に伴う住民の帰還への意識調査の結果に基づき、学校の開校時期、開口場所、教員確保などに取り組んだことが紹介された。
3.富岡町3.11を語る会による説明
避難指示が一部解除された富岡町を視察し、子育て世代のほとんどが帰還せず、多くの住戸が取り壊し待ちであることが紹介された。帰宅困難区域と避難指示が解除された地域が道路を挟んで分けられている現状に対し、特に子育て世代の期間が少ないことが紹介された。なお、富岡町3.11を語る会の語り部による説明は、YouTube(検索ワード:富岡町3.11を語る会)で視聴できる。
4.楢葉町復興推進課職員による説明
建設中のコンパクトタウン、減容化施設、可燃性廃棄物置き場が紹介され、福島第二原子力発電所を遠方から視察した。また、廃炉作業および住宅解体作業に関する業者が、近隣の賃貸住宅のほとんどを使用していることから、楢葉町の鉄道の駅付近に、住民が帰還に向けて一時滞在するためのホテルを建設中であることが紹介された。
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