スーパーマーケットや市役所などに入るとき、消毒をしてもらえると不特定多数の人が集まる場所での感染症の感染拡大の予防につながります。
建物に入るときの選択肢が「消毒する?」「しない?」であると、人がランダムに意思決定すると仮定すると、消毒が使われる可能性は50%です。
どのようにしたら、消毒を使ってもらえる可能性を高められるでしょうか?
消毒が使われる可能性を高める方法として、選択肢を少し増やす方法を考えてみました。
「消毒する?」「しない?」の二択から、「液の消毒使う?」「ジェルの消毒使う?」「消毒使わない?」の三択にしたら、消毒する確率は66%と15%高まります。
Lambertonらの研究によると、納税のようなあまり楽しくないイベントにおいて、その使い道に関する意思表示の機会があるだけで順守率が高まったそうです。
今読んでいる本「事実はなぜ人の意見を変えられないのか ターリ・シャーロット 白揚社」で紹介されていました。
手を消毒するという特段楽しいとも言えないイベントに参加してもらうには、選択するという意思決定の機会を提供し、このイベントに対して少し主体性を持ってもらうことが効くかもしれません。
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