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itoigawa1

Nudge design / ナッジ・デザイン

更新日:2020年1月6日


I found affordance design at University festival.

In this Nudge, colored pencils are drawn on stairway.

Kids tend to play with this playful stairway.

The focus of this Nudge is following 2 points.

1. Painted with playful drawings.

2.Drawing with highlighted color.

Management of this festival had the destination that they want visitors to see and visit upstairs.

大学の学祭で見つけたナッジです。

階段に色鉛筆が描かれているもので、子どもがついつい上ってみたくなるナッジです。

このナッジには以下のようなポイントがあるように思います。

1.とても身近で楽しい印象のあるモノ(色鉛筆)が描かれていること。

2.目を引く色であること。

「1.とても身近で楽しい印象のあるモノ(色鉛筆)が描かれていること。」は、特に魅力を感じない階段を、身近で楽しい印象のあるものに感じることにつながります。

階段を登れば疲れます。できることなら避けたいと思うことが多いです。

そのため、階段を上った先に用の無いのに、わざわざ階段を上ることはそうありません。

しかし、面白さを感じない階段が、身近で楽しい印象のある階段に変身すると、階段を使うことに対する動機・モチベーションが生まれてきます。

「2.目を引く色であること。」は、そもそも注目する必要のないところに注目してもらうために有効な手段です。

学祭に訪れた私たちには、この階段に注意を向ける必要はありません。

また、何の変哲もない階段に、私たちは特に注意を向けることはありません。

しかし、周囲と彩度が大きく違う部分に私たちはつい注意を奪われてしまいます。

階段の前を歩いている時に視界に入るカラフルなイラストに、私たちの注意はついつい奪われてしまうのです。

市役所に貼られた節電をお願いするポスターなど、ついつい見落としてしまいがちです。

幸い見てもらえても、チラ見で終わってしまい、市役所を出るころにはそのポスターが貼られていたことさえ覚えていないのではないでしょうか。

見てもらうには見てもらうための工夫が必要です。

行動を誘発したいならついつい行動したくなるための工夫が必要なのです。

ちなみに、学祭を運営している人たちには、この階段に注意を向けてもらいたい理由がありました。

階段を上った先に、多くの出店がありお客さんを呼び込みたかったのです。





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